通常の半熟卵とは逆に、卵黄よりも卵白が柔らかい状態なのが特徴。これは卵黄の凝固温度(約70℃)が卵白の凝固温度(約80℃)より低い性質を利用して作られるもので、65〜68℃程度の湯に30分程度浸けておくことで、この状態になる。
湧出する温泉の湯温がこの範囲に近い場合、これに浸けておくだけで出来ることから、温泉地の旅館などで食卓に提供されることが多く、「温泉たまご」の名で呼ばれるようになったと思われる。
あらかじめ殻を割って器にとり、出汁と醤油をあわせた出汁醤油をかけて供されることが多い。
専用の「温泉たまご製造機」が市販されているが、保温性のある発泡スチロール容器(カップヌードルの容器)などを利用して作ることもできる。
☆黒たまご
箱根温泉の大涌谷や、後生掛温泉の名物となっている温泉たまごの外観は真っ黒である。これは卵の殻に温泉成分の鉄分が結びつき黒く見えるものである。
黒いのは殻だけで、中は普通のゆで卵と同じである。
☆雲仙地獄たまご
雲仙温泉では地獄谷からでる蒸気で蒸し器を使う少し硫黄のにおいがするゆで卵である。付属の塩は普通の塩ではなく、温泉でできた塩を使っている。ラムネと一緒に食べる人が多い。
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